2001 2002 2003前 
(^c^)<ウェブリンカー募集中

2003.7.2(水)

HSW-200302 started.

2003.7.3(木)

Sent a mail to a Univ. in UK. Abe Koubou's "The Fourth Dried Gourd Shavings Roll", I mean "The Fourth Interglacial" is very exciting.

2003.7.4(金)

 看音楽站和棒球賽。YB 7-3 C

2003.7.5(土)

→6459. Reply from UK. YB 4-11 C

2003.7.6(日)

YB 2-3 C

2003.7.7(月)

 しじゅう考えているわけではないが、ごはんをもぐもぐ食べているときに漠然と浮かぶのは駒田&デーブ大久保コンビだ。二人ともまだ若く、選手と兄弟感覚で接することができ、肝心の戦術面に関しても、強いチームで勝てる野球を学んでいるだけに理解のきめが細かい。特に駒田氏は森監督時代の二年間をまったく無駄にしている今年の試合運びについて放送中に異論を熱く唱えている。その内容はまったくわたしの代弁になっている。控えめに見ても、名将と呼ばれた監督が晩節を汚すチームという汚名を返上する機会を期待できない以上、この人選は路線としてはまちがっていないだろう。

 順位予想の際、当初横浜は三位だった。その後若田部がいるのを思い出し、勝ち星を加えた結果一位になったのだが、若田部はいまどうしているんだろう。退院したのかどうかもわからない(公式サイトを熱心に見たりしないから)。
 危機管理能力のある組織なら、(たぶん)若田部の存在を理由に採用されなかった小宮山投手を念のために採っておくものだが(年俸は五千万程度ですんだはずだ、秋までのらりくらりと投げきってくれて8勝12敗で5千万、安いじゃないか)。横浜のせいで小宮山投手は今やDJコミヤになっている。

→6280

2003.7.8(火)

→6094 D 0-4 YB

2003.7.9(水)

 プログラムカード No.2に入ってすぐのところから読み進めて水棲ネズミの描写に出くわした。思わずうなった。これをあの小説中の小ネタに転用したのだろう。

D 2-1 YB

2003.7.10(木)

 寝る前に下載しておいたAnvil Studioを解凍。

2003.7.11(金)

→5912 夜、吉里吉里2(+KAG3)を初めて入手。

2003.7.12(土)

 朝日朝刊にWindowsの修正プログラムの記事。マイクロソフトは10日から警告しているらしいので記事掲載が遅すぎる。Windows Updateを13時過ぎに利用し、MSXMLの修正プログラム(2002年もの)とあわせて下載・導入。YS 9-5 YB Furuki 14,15

 深夜、初めてWebあれこれに行く。パラパラまんがはおもしろかったけど動作がとても遅かった。

2003.7.13(日)

→5710 YS 6-5 YB

2003.7.14(月)

 夜北風ひゅうひゅう冷涼。AVG更新VD298に。某テレビ番組の録画の残りを見る。吉里吉里で背景画像の表示と、文字列のセンタリングを実験。文字が涌き出る様子に感動。

→5456

2003.7.15(火)

→4937 Studied the unfamiliar use of 'the number of'.

2003.7.16(水)

 看完《第四間氷期》。体調悪し。読書の興奮も体にこたえたのだろう。

 この小説のモチーフは多層・重層的であるから一言では感想を語れないが、読み終えてまず余韻として残るのは、ノスタルジー(郷愁)という、人間の営み、自身の存在に連続性を見ようという心理作用に対するいとおしい気持ちである。水棲人の少年の風の奏でるぽこメロを聴きたいという願い、この想いが、想像力を欠くがゆえに悲劇に見まわれた研究者の葛藤と通底するところが切ない。やはりあの少年は勝見先生の……

 未来、断絶、日常、連続、想像力、架空世界、相互投影、歴史、植民地、満州国

→4937 「他人の顔」冒頭数百字読む。

2003.7.17(木)

→4394

 久々にまともに晴れたので体調が良くなった。

2003.7.18(金)

 ある番組を録画できなかったくやしさがふっとんだ。爽快な勝利だ。YB 9x-5 G

→4241

2003.7.19(土)

→4241

 使用中のAptivaのUSBとPCIのリビジョンナンバーがIBMのサイトに載っていないことを再確認していらだつ。前者は本体の発売時期(1999年2月)から推定すると1.0(USB1.1の策定は1998/09)なので、現在売られている機器は使用できないだろう(ほんとはどうなんだ)。PCI接続のUSBインタフェースカードの利用が検討されるところだが、メルコのサイトである製品の仕様を見たらPCI2.1以降とあった。しかしそんな数の確認の仕方は載ってなかった。時間があるときにパソコンの機種ごとの対応表を探すとしよう。

2003.7.20(日)

→4241

 メルコはまだ見ていないが、I・O DATAのサイトで検索した結果Aptiva 2156-145でも利用可能なUSB2.0増設カードが見つかった。そのカードはPCI2.1以降を要件とするものだ。IOデータのサイトはパソコンの機種名を入力して現行製品の対応状況を一度に表示させることもできるので便利だ。

 Windowsはこういうところがぐじゃぐじゃしているのが面倒だ。店頭で安く売られているものを気軽に買えない。MacintoshはたいていOSのバージョンだけ確認すればいい。Windowsはパソコンおたくにならないと買い物も安心してできない。

G 9-6 YB 責任は100%監督にある。性懲りもなく吉見を中途半端な期間を置いて一軍復帰させ、その吉見が案の定滅多打ちにされたのに逆転されるまで未練を引きずった。監督の優柔不断により二日続けて古木の本塁打(予想通り35本ペース)が勝利に結びつかなかった。そもそもチーム編成が開幕後流動し続けているのは監督の責任感覚が乏しいからだ。こういう言い方はしたくないが森監督なら斎藤隆は今でもクローザーでそれなりの成績を残しているだろう、もし斎藤先発復帰、抑えはホワイトサイドと決めたなら、開幕後若干の混乱があろうと我慢して使い続けていただろう。目先の失地を回復しようと陣容をちょこちょこ変えていたら不確定要素が無限に派生してしまう。山下監督は自分が率先して築いたチーム構想を信頼できていない、と同時に選手の見切りがちぐはぐだ。吉見は今年はもうあきらめるべきだ。逆に村田は故障以外の理由で二軍に落とすべきではない。こういう判断を誤っていては後半戦を来年の飛躍への布石にするどころかまったくの絶望を予約することになる。こんな状態があと三年も続けば横浜スタジアムの外野はかつての川崎球場と同じように屋外雀荘と化してしまう。

2003.7.21(月・祝)

→3458

有点児悶熱。"I love you."を「わたしはあなたを愛してます」と翻訳したら日本語らしくないという意見とそのこころはわたしにもよくわかる。だがよい翻訳は日本語らしい翻訳である、翻訳文は日本語らしくあれ、の日本語らしさというのがくせものだ。なぜなら"I love you."と言ったのはそもそも日本人じゃないからだ。日本語らしさと日本人らしさは別物だ。だから、わたしは、と訳し出したら即アウトというのはおかしい(そんなことを言う人はいないわけだが)。"I love you."には「I」も「you」もちゃんと入っている。シンデレラをおしんにしてしまう仕掛けを採らないのならば、日本語らしさの限界を翻訳の限界と重ねて意識しつつ、できる限り直訳をセンターラインにした方がここぞというときのゴール前への飛び出しがしやすい気がするがどうだろう。「……」(美州虎)

 とにかくif-thenルールでは解決しない問題だっぴぃ(笑)。だから、すべての現象を包摂する、そもそもありえない大統一文法理論を求めているごくごく一部の英文法おたくみたいなあやまちをおかさないようにすることが翻訳者にとって重要なことだと思う。ある文学作品を翻訳するための方法論はその作品に見出さなければならない、ということ。「……」

2003.7.22(火)

→3390 Deep night(date 23th), applied to the staff of a festival

2003.7.23(水)

D 4-2 YB Furuki 18th HR

→2690

2003.7.24(木)

→2530

2003.7.25(金)

 また安部公房の小説をある程度の時間読み進めた結果体調がおかしくなった。脳が酸欠状態になってしまうし、胸も苦しくなる。今は「他人の顔」を読んでいるけれど、うならざるをえない文章が多い。安部公房がいま生きていたらわたしに読まれているがためにある愚者の嫌がらせの矛先を向けられていたにちがいないことを連想させる、感情の轍の精緻な型どりの存在感が、理知的な感情家である主人公の、今回は寓意性の抑制という印象をマスクにしている一人称の語りを通して、皮膚のような質感をたたえているのである。しかもその皮膚はアメーバのように柔軟に伸縮して、自他および個人と社会の透視図を覆い尽くしてしまう。それでいて息苦しさだけでなく、寓意とはまたことなるユーモア=人間らしさを、物語の緊張と弛緩の均衡、言いかえるなら収縮に転じる寸前の最膨張点に達した筆者の意識に塗布してくれる。このような膨張力・柔軟性を感じさせる作家のエゴの絶大さを思うと、その受容者である大衆のエゴの希薄さが気にかかってきそうなのだが、まずは単純な嘆息がまだまだ続きそうである。

2003.7.26(土)

→2408

2003.7.27(日)

 気分転換のつもりでadv.tの一部を日本語化し、それを読みこむようにしてtoru.tをコンパイルしてみたがブラービがザラーコにならなかった。OSとインタプリタのバージョンの組み合わせで文字化けの問題は解消されたと考えていいのだろう。ただ、adv.t内のパーサーの応答を全部日本語化するのはとても面倒だ。それにその成果もしょぼいものに思えてきた。TADS3のパーサーのカスタマイズ機能が本当にTADS言語そのものによるパーサー設計を実現しているのかどうかを見きわめてからにしたほうがよさそうだ。

 それからtoru.tをテキストエディタで開けるときにまちがえてtoru.gamを開けてしまったのだが、その際にバイナリの一部をはからずも見た。フォント情報としてtads-inputみたいな感じの文字列があった。これは入力コマンドのフォント設定なのだろうか。とにかくWindowsのHTML TADSインタプリタ2.5.7はメッセージの表示、コマンド入力双方でふつうのかな漢字を使えることがわかったので、あまり高度なことをしないのならこれでおおむね問題解決といえるのではないか。

YB 4-5 C 吉見をまだ一軍に置いていたことにあきれる。

→2245

2003.7.28(月)

 隠れ蓑の下で自分の影が薄れていくのを見るような、消滅の心細さ

 やはり安部公房は狙われていたにちがいない。なにしろ「他人の顔」と題した小説中に「隠れ蓑」である。「唾棄すべき卑劣漢の一味」だとの妄想に駆られた「心細さ」から発せられた叫びを送りつけられるはめになっていただろう。

 比較的近くにある新築マンションの案内をしている会社から電話があったが、もしもしというまでに少し間があいてしまったせいか向こうの返事がなかった。電話番号は通知されていたのでわざわざ電話代を使ってこちらからかけてみて事情がわかった。どうやら唾棄すべき卑劣な会社ではなかったようだ。

 豹悟郎夢日記の一部の見映えを突発的に変えた。リンクにマウスポインタを乗せたときの背景色をふざけてアフォアフォ(#AF0AF0)にしてみたけど、じっさいに見たらまともな色だった。

→1850

2003.7.29(火)

→1469 T 3-6 YB

2003.7.30(水)

 寝る前に三十分ほど「他人の顔」を読んだせいか熟睡できなかった。それだけでなくけっきょく昼食後おなかがくだってしまった。なにしろ主人公はレオロジーの専門家なのである。

2003.7.31(木)

 ぱさぱさしたポルノグラフィーの様相を呈してきた。T 6-9 YB

2003.8.1(金)

 必要もないのに3D Canvasのフリーウェアエディションをダウンロードした。インストールのさいMDACがないといわれたので、それをマイクロソフトのサイトから入手してインストールしてからインストールをやり直したら、ちゃんと入った。必要条件にビデオRAM16MB以上とあるが、4MBしかないAptivaでもインストールでき、最初の起動時にあった互換性検査も全部通った。

YB 5-6 YS 昨日相川のリードはまだまだだと思ったが、今日は敗戦につながってしまった。ホームランだけは避けねばならない場面でインコースにストレートを投げさせる必要はない。決め球のシンカーを見送られてもカットされても一点差に迫るタイムリーヒットにされても執拗にストライクからボールになるコースへ投げ続け、目先を変えるためのストレートは失投を除いて全部ボールだまにしていたヤクルトのベテランバッテリーとはやはり大きな差があった。ただ、最終回の反撃の口火を切った古木が、2-0から粘ってヒットにこぎつけたのには感心した。明日の先発出場をもぎとるようなねばっこいバッティングだった(しかし、ホームラン王を狙えるバッターを出したり出さなかったりするのは間違っている)。

2003.8.2(土)

YB 3-2 YS

2003.8.3(日)

YB 1-4 YS 吉見で勝てる可能性はほとんどないのだが(今夜二回から投球を見たが五回まで投げられる可能性は一割しかないと思った)、監督とコーチは何を根拠に起用し続けているのだろう。EBBに徹してもらいたい。今の吉見はトップレベルの高校生打者に通用しない状態だ。すべておきにいっている。足腰に張りがなく、明らかに走り込み不足。ここまでひどいと盛田みたいに深刻な病気でないか心配になる(精神的余裕がないのはしかたないが、それにしても汗のかき方が異常)。

2003.8.4(月)

 暑い。雪見大福みたいなユキヒョウ大福はないのか。夕方ミンミンゼミ。

 「他人の顔」読み終える。物語の収斂点を設けなかったのは作品のテーマからして当然だ。特殊な事情をかかえ、黒人や朝鮮人のような連帯もできない主人公の、惨憺たる逡巡を二枚の鏡で反映しあったような作品だが、その絶え間ない光の波間に、筆者の共感と拒絶を惹起させないまま、日常と非日常(素顔と仮面)間の曖昧さ、「実存」の虚構性というすべての現代人に逼迫する問題を広げていた。まちがいなく大衆に広場を提供するものであるが、この広場の居心地の悪さは半端ではない。わたしにとっては一種の予言の書でもある。安部公房が生きていたらこんな脅迫文が届いていたことだろう──あまり変な小説を書いていると動くぞ。

2003.8.5(火)

G 6-3 YB Furuki 19

2003.8.6(水)

 暑い。「他人の顔」の後「時の崖」を読む予定だったが、前者による精神の疲弊と暑さでぐたーり。ユキヒョウ大福どころじゃなく液体空気を飲んで腹の中が蛭の巣→「どん冷え」ガクブル編。佐藤聖子の似顔絵展に使っていたthecounter.comのアカウントを消した。G 3-6 YB

2003.8.7(木)

 コンピューターをいっさい使わない珍しい日になった(8.9)

G 3-2 YB 久しぶりにテレビで横浜の試合を見たのに不作為の連続でいらいらした。5、7、8、9回と後半ほぼ毎回ノーアウトのランナーが出たのに得点できなかった。5・7回は送りバントを採らず、8回には採るも失敗、追い詰められた9回にエンドランをかけるちぐはぐぶり。特に5回の攻撃は理解不可能。状況次第で投手を替えるつもりがあるのなら、始めから送りバントをしかけて、その状況を自ら作るべきだ。その裏に巨人は同じ状況で送りバントをしっかりと決め、最終的に決勝点となる一点をもぎ取った。まだ精神的に余裕のある回に最善の策を選手に課さず、失敗が許されない場面でより難易度の高い作戦を押し付けるところが非合理だ。送りバントをつまらないと思う人間は、いわば政治における浮動層という聞こえはいいが結局政治的教養の基本がわかっていない連中のようなもの、そういう人間に迎合して野球をやっていては野球の中の日常と非日常が狂ってしまう(※)。ホームランは野球の華だが、送りバントは野球の醍醐味である。野球そのものが非日常の祝祭なのではない。野球、特に毎日試合がある職業野球にはその中に日常と非日常があるのだ。攻める者、守る者、見守る者、すべてのものがこれから起こることを知りつつ、それでもわずかに起こりうる非日常的で祝祭的な珍事(たとえば巨人の川相が送りバントのサインを見間違えあるいは無視してホームランをかっ飛ばすようなこと)をどこかで期待している最もスリリングな状況が送りバントだ。本物の祝祭とは常に一見地味な日常の営みの果てにやって来るものではないだろうか。(9日記)

※追記 いつでも送りバントをすればいいといっているわけではありません。当たり前のことですが時と場合によります。政治の比喩に即していえば支持政党を絶対に固定させ、どんな時にもその政党に投票すべきだといっているわけではなく、その都度さまざまな要素を勘案した末の選択結果にばらつきが生じるのはなんら問題ないと思います。私の投票先の政党はこれまでに社会党──共産党──民主党と変化してきました。ありがちな「経年保守化」だと思う方もおられるでしょう。ただゆるぎない信念が核としてあります。私は日本国憲法の平和主義は堅持すべきだと確信しています。同時に自衛隊は日本に必要な組織として憲法九条に戦力として明記すべきだとも考えています(核武装は必要ないでしょう)。このことは日本の平和主義を破壊することになりません。軍隊を持っていてもそれを行使することがないように外交努力をたえまなく行うべきだと思うからです。戦力の保持すなわち平和主義の否定とお考えの方はこの点をご一考されてみてはいかがでしょうか。(2004.11.16)


2003.8.8(金)

 ぐたーり。おそらく数週間ぶりに佐藤聖子の『SATELLITE☆S』の数曲を聴き、新鮮な感動を覚え、やはり佐藤聖子ほどの人はいないと悦に入り、そしてほどなく愛惜が……。(九日記)

2003.8.9(土)

 録画しておいた前夜の《音楽站》を見る。Moved a bit by new songs of ZYX and aiko. The former 'Iku ZYX fly high' was well constructed, and the part C was catchy, so I could feel a sort of 'accumlation of groove', though never say it was authentic. I can hardly believe that the writer is the same as Morning Musume.. As for the latter 'Andoromeda', its words reminded me of Seiko's 'Jasmine' and Bonnie Pink's 'Awa ni natta'.

2003.8.11(月)

 「時の崖」を読んだ。こんなに短い作品だとは知らなかった。発表の時期(1964/03「文学界」)を考えると「他人の顔」(1964/01「群像」)を書き上げた後にささっと書いた気がするが実際はどうなんだろう。あの羽根付きのぽこ玉くんにお願いすればわかるのかな。

2003.8.12(火)

YB 2-3 T

これまでに読んだ安部公房作品

 飢餓同盟(初出1954/02 書き下ろし単行本 講談社)
 赤い繭(1950/12『人間』 第二回戦後文学賞)
 イソップの裁判(1952/12『文芸』)
 棒(1955/07『文芸』)
 魔法のチョーク(1950?)
 第四間氷期(1958/01-1959/03『世界』)
 他人の顔(1964)
 時の崖(1964)

2003.8.13(水)

 MS03-026 RPCインタフェースバッファオーバーラン問題にちなんだワームの心配はWindows 98ユーザには関係ないとみていいのだろうか。

 ブラスターに対する危機感があだになって意に反するアップデートをしてしまった。ファイルサイズの小ささにひっかかり、DirecttX 9.0bモジュールをインストールしてしまった。ファイルサイズが小さいのはインストールプログラムなのだろう。DirextXそのもののダウンロードが始まってから気づいたがキャンセルできないんだよ。心が腸ねん転を起こした。

ウイルスやワームを作るやつの分類

愉快犯|思想犯(Macintoshユーザ|UNIXユーザ|反米分子|反科学技術分子)|セキュリティー業者?|地球外生命体?

2003.8.14(木)

 Hope for the end of the horrible show named Utaban.

→1307

2003.8.15(金)

 体調不良。急に涼しくなったのでおなかが冷えた。ただPCはかなり静かになった。やはりパソコンは冷涼な環境で使うものだ。

2003.8.16(土)

 ひょんなことからゲーム機のJAGUARについて書かれた記事に行き着き、大いに笑った。このゲーム機のことはサイバーカルチャー誌等で知っていたけど、やはりジャガーはメジャーになれない運命なのだろうかとあらためて思った。
 しかしアップルの場合ジャガーの次にパンサーを持って来るあたり心配には及ばないようだ。パンサーの次はなんだろう。

2003.8.17(日)

 テロメア延長ガムはないみたいだ。
 日付が18日になる数分前に「無関係な死」を読み始める。

2003.8.18(月)

 午前二時頃Windowsユーザとして初めてQuickTime Player(v6.3)をインストールした。

 先日インターネット上で、安部公房がピンクフロイドの音楽を好んでいたことを知った。それとは直接関係ないがなんとなく「他人の顔」みたいな音楽を聴きたい気がしないでもない。交響曲「他人の顔」。この小説を再映画化するときは坂本龍一「bibo no aozora」を主題歌にしてほしいかもしれない。

 朝日夕刊の宮台真司の小論文はおもしろかった。この日記に適合させるなら、Mac-Linux-TRON主義の提唱ということになる。ただ引っかかったのは歴史問題の解決をこの主義の「ツール化」(単なる思想からの脱却)の前提として触れていなかったことだ。サブカルチャー・ネットワークが現実的基盤として提示されていたのだが、この方面からのアジア各国における民主制の成熟はたしかに現実性があるものの、それは経済原理に支えられたもので、最終的にはもっと大きな政治的な枠組みをどうしても必要とするだろう。欧州にもフランス、ドイツを中心に盟主争いがあるし、アジアにおいてもそれは避けられない。
 また宮台氏は(学者としての誠実さを期してか)日本の現政権には擬似共同体からシステムへという国家の意義の再定義を受容・容認しうると判断するに足る歴史的必然性が欠けていることを指摘していなかった。この点にわたしがこだわるのは、サブカルを通じたボトムアップ的で感覚的な潮流と並行しつつやがて合流を果たすべき政治的(トップダウン・言語的)原動力がいかに確保されるのか、という問題について考えるからである。イデオロギーは満ちていたものの、真に普遍的な政治的教養を深める気風に欠けていたと思われる戦後の日本において、しかも言葉がエゴの明示のために使われないこの社会において、選挙権を有する人々が国家というシステムを稼動させるのに不可欠なプログラムを自分なりに書こうという気になる状況はいかにもたらされるのか。北朝鮮では1990年代に60万〜120万人の餓死者が出たと推定されているが、世界第二の経済大国であるらしい日本では近年三万人以上の自殺者が毎年出ている。北朝鮮の餓死者の半分ないし四分の一近くもの人間が自ら命を絶っているこの社会の問題は、政治の怖さを多くの日本人が真に理解していないことではないだろうか。
 教育改革問題、改憲問題をめぐる発言を通じて、宮台氏の、国家を監視・操縦する市民=真のエリートというとらえ方にわたしは常々同感している。だが、最も強力なツールである投票権の保有者の多くが自らのエゴを公共空間へプログラムとして明示するための公式を理解していない現状について、絶望感というか愚痴も聞きたい気がする。問題解決の鍵は往々にして絶望に包まれているものだからである。

 このページは『Windows』を褒め称えるページだからこういうことはあまり言いたくないが、ニムダやらブラスターやらでほとんど一年中休みなしにおおわらわなのは考えてみればすごいことだ。そんなWindowsにうまく仕えられないというだけで解雇されて自殺に至った人もいるだろうし。それでもわたしたちはWindowsをリコールすることはできないのだろう。生死にかかわる政治的命題について当事者感覚がない人間がOSを選択できるわけもないのだろう。いっさいが運命であり、自然の恵みである、素直に受け容れましょう、といった無政府主義的肯定がなんとなくユビキタスとなるだけなのだ(はたしてそれでいいのだろうか──2004.11.16)。ぐた〜り。

 今日は少し天気が良くなったし、(アーモンド)チョコレートを久々に食べたせいもありおおむね元気に過ごせた。このごろ果物を除いて甘いものをほとんど食べていなかった。ブドウ糖が不足がちだったかもしれない。

2003.8.19(火)

 play 9,"V90[3 cdcd8g8]"

 今月14日付朝日夕刊に目を通し、2ch.net発折り鶴運動を知る。「政治的な信条を抜きにした」つもりでも政治的シンボリズムからは逃れられないことについての無自覚さが気にかかる(カラオケボックスに『ミシマ』は来なかったと思うが……)。これを絡めて今日の夕刊の中西寛氏の寄稿から言葉を借りて昨日言いたかったことをわかりやすく言い直すと、宮台氏のように統治エリートにアクセスする機会がなく、少数の根無し草になるわけにもいかないごく普通の市民を政治の主体にする方法論はほとんど見られないのではないか、ということになる。たとえば政治的信条を抜きにした投票は福引のガラガラ回しとなんら変わりがなく、運命論であり無政府主義なのである。ガラガラ(正しくはなんというのだろう(^^;)にどんな玉を入れて、景品は何にするのか、それをわれわれは本来自主的に決められるのだが、そのことをコモンセンスとする方法論をわたしは認識できないのである。

 In Asahi Paper, found a reader's message, which pointed out that a musical unit had appeared on a TV show in too showy costume and full make-up, though the members are mere school children. This reader referred to the confined girls too, and insisted on mass media's being conscious of their own inestimable influence.

2003.8.21(木)

 夜遅くなってから第一パンの「阪神タイガース チーズ&マヨネーズ 2個入り」をコーヒーと一緒に食べた。袋の裏に六甲おろしの歌詞が載っていた。

 けさヨルダン、バグダッド、エルサレムの連続爆弾テロとMSブラストの発生にはつながりがあるのではないか、ブラストはテロのヘルパーではないか、となんとなく思ったが、夕刊でコンピュータウイルスによるアメリカの鉄道網の麻痺を知り、直観のレベルでは確信に転じた。この妄想がまぐれであたっているとすると基幹システム構築機能のないWin98にも被害を与える仕組みもしくは別種のウイルス・ワームを同時に用意しなかった点に納得がいく。パーソナルユースのXPもごくふつうに存在しているわけだが、これに対する影響にも思想的な意味が込められているとすれば、「悪しき進歩主義」の象徴とみなしている可能性が考えられる。まだWindows 98を使っている人間=発展途上国という見立てなのだろうか(スローライフを唱える人はオールドマシン/OSを尊重するのだろうか、それとも最先端のマシンでさっさと仕事をすませてあとはまたーりこそ地球に優しいと考えているのだろうか)。

 ここ数日、見ることにすると決めて以来「学園戦記ムリョウ」を一度も欠かさず見てこられたことにわれながら感心していたのに、今回は高校野球中継延長のため放送休止になってしまった。アニメ放送がいかにもろい基盤のうえに置かれているのかを生誕以来初めて知ることとあいなった。

2003.8.22(金)

 途中からではあったが初めてアンパンマンのエピソードを最後まで見た。ぽっかり島のアコヤちゃん(真珠姫)は「PEARL」聖子のルックス(特に前髪)と『Bright Lights』聖子のボーイッシュキャラを合わせたかんじだった。声は日高のり子。

YB 10-4 T 

 Ginuwine「In Those Jeans」R指定をまぬかれない気がするビデオクリップも含め、シンプルな音(画)作りとボリューム感のある構成の妙が楽しめる。英米ポップスはまったく聴いていないからまったくの勘だけど、メロディー全面フェイク化の傾向は終わりかけている?

2003.8.27(水)

T 6-4 G
この試合でタイガースの優勝が確定した。

 コンピュータウイルスの出現について官房長官が見解を述べているのを見たことがないけど、そういう場面がもともとないのだろうか。

 故郷の岸辺に泳ぎ着き力果てた水棲人の少年になった気がするほどぐったりした。疲れがどっと出た。

2003.8.28(木)

 昨夜初めてRealOne Playerで音楽CDを聴いてみたら、すぐにおやっと思うほど音質に違いを感じた。聴いたのは『Bright Lights』だけど、まずスネアの音がじゅわじゅわしている(ちょっとおおげさな言い方)。ブラスも厚みを増し、ベースのうねりも目立つ。メニューをあちこち調べてみた結果、ROPでは(3バンド)イコライザーがデフォルトでオンになっているためだとわかった。どのバンドも数値は0になっていたけど余分な(ソフト)回路を通る分音が厚くなるのだろう。『Bright Lights』のほとんどの曲に新鮮な印象を与えていると思ったけど、「あんがい」はかけない方がいいみたいだ。この曲は佐藤聖子の声がスイングせずにしゃきっと背筋を伸ばして立っているのでじゅわじゅわさせないほうがいい。

2003.8.29(金)

 ムリョウの御統中学卒業記念特番はないのだろうか。「あんがい」をエンディングに使ってほしい(イコライザを通さないほうがいいというのはいいすぎかも)。

2003.8.31(日)

 午後7時頃スタートメニューの中でマウスポインタが動かなくなった。Windows全体が不安定になった。青い画面からさっさと再起動をすればよかった。けっきょく復帰を二回ほど試みたが事態が悪化して画面が真っ黒になってしまった。電源ボタンを押し続ける方法で終了した。再起動後スキャンディスクが自動実行された。電車通過による電圧低下も影響している可能性がある。ひとまずマウスポインタの移動速度を最高からひと目盛左に移した。

 午後十時過ぎにあるページに行ったところ画面がすぐに青くなってビジーか不安定だと告げた。今回はキー押しで復帰ができたのですぐにインターネット接続を切りシステム再起動を選択した。が、Windowsはいつまでたっても完全終了しなかった。また電源ボタンを押し続ける。数分後電源投入。今度はスキャンディスクが実行されなかったので、起動完了後自分で実行、異常なし。それからインターネットに繋いでAVGのアップデート。VD312(03/08/28)に。インターネット切る。AVGのフルテスト、問題なし。

 深夜思いつきでPrographのような本当のビジュアルプログラミング環境を探し始めた。いろいろあることがわかった。その中でフリーバージョンもあるSanscriptをダウンロードして寝るのが遅くなってしまった。

2003.9.1(月)

 午後五時をすぎてからSanscriptのフリーウェア版をインストール。
 髪の毛が伸びてだんだんとジルトーシュ風になってきてしまった、と感じた。

2003.9.2(火)

 過去に自作した素数表示プログラムは確率的アルゴリズムをいっさい使わない、素数の定義そのものを表現したかたちになっている。正確さではこれ以上のものはないが効率性を追求してこれに素数に関するいろいろな定理を少しずつ仕込んでいこうという気持ちは以前からあった。しかしわたしにはぼけ防止以上の意味がないのでさぼり続けてきた。今日頭の血管がつまっている感じがしたのでフェルマーの判定法を導入したものの作成を検討したが、特別な工夫をしないとプログラム中の数がすぐにBASICインタプリタの扱える数値の範囲を超えてしまうことが予想されたのでやめた。その代わり二つの数の最大公約数を求めるプログラムを作ってお茶を濁した。

10 ' get GCD(a,b)
20 ' programmed by Horiuchi Satoru on 20030903
50 defint a,b,H,L,y
100 input "数(a)を入れてください",a
200 input "数(b)を入れてください",b
300 if a-b>=0 then H=a:L=b else H=b:L=a
400 for y=1 to L
500 if L MOD y=0 then 600 else 900
600 if H MOD y=0 then 700 else 900
700 GCD%=y
900 next y
2000 print GCD%
2001 end

YS 6-3 YB 日刊スポーツのリアルタイム速報ページで経過を追っていると緊迫した場面でホームランをどかーんと打たれてがっくりくることが多いのはなんでだろう。nice light crack it was.

2003.9.4(木)

 Had a melon-bun afternoon, refreshed a fact that eating a melon-bun affords me no pleasure. On the other hand, looking the fellow barking at a phantom is a good pastime.

 頭がすっきりした、どうやら血栓ができていたようだ。
 ムリョウはおもろかった。柔道部長シモヤマノゾミくんに大笑いした。ああいう天真爛漫さは『Windows』にもほしいところだ。

YS 3-1 YB

2003.9.5(金)

 A Pill Bug mail from an office of the festival.

 ハリポタ=哈利・波特

 T 4x-3 YB ギャラードが矢野のサヨナラ2ランホームランを浴びておしまい。TVKの音だけにすればよかった。日刊スポーツリアルタイム速報ページ併用があだになった。

2003.9.6(土)

 T 4-7 YB

 読まないまま某所に置き忘れていた昨日の夕刊に目を通した。テレビ番組表の下に映画の広告が並ぶ>映画「ロボコン」エンディングテーマ「SATURDAY NIGHT」WACK WACK RHYTHM BAND+こずえ鈴。
 →852

2003.9.7(日)

 T 8-3 YB 先発吉見5回に5失点

→723

2003.9.9(火)

YB 8-3 G

 予想通り『CRYSTAL』とROPのイコライザとの相性はとってもいい。

2003.9.10(水)

太熱。lihai. Xinku le. YB 5-3 G

 安部公房は故人なのでそんなに心配しなくてもいいかもしれないが、田中耕一さんは少し事情が違う。おおざっぱな経歴がやつと似通うこともあるし、なにしろわたしごときに嫉妬するほど自制心を欠いた人間なのだ。こんなせりふを吐いていないか気になってしまう──大学院も出ていないくせに、あまり調子に乗っていると動くぞ。

2003.9.11(木)

 In short, Ishihara Shintaro appreciates a method of doing harm to a person who isn't appreciated by him. Under this official license, the case that weird objects are found in places will be ordinary. What a horrible city Tokyo is! Who could imagine the GoT would write a scenario like this? Is Ishihara going to sell his live performance under the title of 'The Greatest Play Book that Nobody Can Write'?

2003.9.14(日)

 体調を崩して横になっていた。いつも見ているテレビ番組を見られなかった。

2003.9.16(火)

 珍しく午前中にインターネットに接続しようとしたらPPP認証エラー。パソコンと割り振られるLAN内アドレスが固定されていないのと、アドレスのリリース時間が24時間あるせいなのだろう、と思ったがじつはまだこの問題についてちゃんとわかっていないのだった。けっきょくAutoDNSの項目のLAN側サーバアドレスが未設定だったのをきちんと記入したらうまくつながるし、見たいページを見に行けるようになった。

 長い間リンクが途切れていたあがた森魚サイトへのリンクを別のものにして再設定した。

2003.9.17(水)

 Crucially winter-buy!!! I hate them.
→404

2003.9.20(土)

 三週間以上まともに降っていなかった雨が降った。気温が五度以上下がり、Aptivaも静かになったような気がする。12:55の地震のときにはパソコンルームにいなかったが、ものの落下も起こっていなかった。佐藤聖子、蛍のCDも無事だった。
 どうやらあのグループは某掲示板への書き込みをぜんぶわたしのせいだと思いこんでいるみたいだ。すでに公表しているとおり、ハンドルを固定させただけで無粋ととられるようなところに書いたことはないし、これからも書くことはないのに。なにしろわたしは誇り高きfj人なんだから(笑)。

HSW-200302A finished. Subsequently the omitted part found. →1286

2003.9.21(日)

 起床した後も内容をある程度たしかになぞれる夢を久しぶりに見た。聞き覚えのない佐藤聖子の歌を聴いた。ただ、佐藤聖子ならではのグルーブ感を押し出したものではなく、彼女の好きなカモミールティーのようにしっかりしたくせがあるのにもかかわらず透明でとらえどころのない感覚を持った曲で明確なリズムもメロディーもハーモニーもない音楽に聞こえた。なにかを手探りでつかもうとする過程を垣間見た感じに思えた。

 それでもWindowsを使っている時の鬱屈とは別の感覚だったのでよかった。

 昨日ISPによればウイルスの一種によるものらしいスパムが殺到した。メールヘッダだけを見てどんどん削除しているが、Macintoshにするだけでもっと気軽に受信と削除を行える便利だけでもかなり大きいなと思った。ウイルス騒ぎに当事者として関わる刺激もとうの昔に愉快ではなくなっている。早くMacに戻りたい。今のMacはUNIXも兼ねるわけなので非常においしい話だ。だが今のままだと結局テキストベースの利用法しかないのがむなしい。G5 Macでテキスト日記をぽこぽこでは考えただけでいやになる。かといって3D CG制作には興味ない。Macintoshユーザにもどったらfjへ本格復帰することになるのはまちがいないが(笑)。そうだNewsWatcher-JのOSX版があるか調べよう。

2003.9.22(月)

 昨夜、9月2日に作った最大公約数算出プログラムに10億弱の数字を入れてみたところ数十分経っても終わらなかった(ユークリッドのアルゴリズムはやはり必要だと思った)。かかった所要時間はもちろんのこと、できれば推定所要時間も表示させるようにするべきだと思った。それで99 Basicの説明ファイルを見たがシステム変数TIMEは1秒ずつしか数えてくれないことがわかった。すぐに計算が終わる場合はこれだと精確性に欠ける。みんな0秒になってしまう。
 その後十進BASIC、Small Basic等のサイトを巡り歩いてChipmunk Basic(Win版はサウンドとグラフィック機能がない)みたいなものはないかと探したが、遅くなってきたので途中でやめた。素数や最大公約数はコンソールさえ使えれば問題ないが、どうせならChipmunk Basicみたいに気軽に音や絵を出せた方が楽しい。環境音楽風サウンド自動演奏プログラムなどはランダム命令だけで作れる。

 上記の活動をごにょごにょやっている間ネットがものすごく重苦しかった。Swenというウイルスが撒き散らすメール転送のせいなのだろうか。とにもかくにもまいっちんぐ。

 メールマガジン発行者であるある方からパソコンがSwenに感染していたという通知が来た。その後、ZDネットのセキュリティーページを経て、シマンテック社のSwen情報に行き、駆除ツールが用意されていることがわかったので念のために下戴した。
 いつも思うことだけどこの駆除ツールの使用法の説明はものすごくややこしく映る。圧倒的な文章量に恐れをなして検査をあきらめてしまうユーザも多いと推測する。

 Swenはウイルス検知ソフト、ファイヤーウォール構築ソフトを勝手に終了させようとするらしいが、その対象となるプログラムのリストを見たらAVGも入っていた。こうして一度会ったこともある人が感染したうえに、自分が利用している安保(^^;ソフトにも影響を与えうることがわかってみると、このウイルスは今までで最も身近なものかもしれないと思えてきた。
 22:18ごろからSwen検出・駆除プログラムを実行。五分ほどで終了し、自分のPCには感染していないことが判った。

2003.9.23(火・秋分の日)

 YB 4-5x C まただ。CSを見られないのでしかたなくニッカンスポーツに頼ったためにいきなり赤字で「サヨナラ」だ。キムタク初球をサヨナラヒットライナーに。

 今日初めて気づいたわけではないがどうやら老眼になってきたようだ。眼でないとしたら……うーむ、トリプルまいっちんぐ(^^;
 サクラエディタを使うときMS 明朝の11ポイントで文字を表示させているけど、一メートルくらい離れてもこれが読めるのだ。視力がいい人は当然なのかもしれないが、使用中の眼鏡は矯正視力0.7くらいだったはずだからそれよりも良くなっている気がする。しかも、ほんとうに目が楽になる距離まで椅子を後ろに動かすと鍵盤に手が届かなくなる(笑)。

 小泉内閣改定バージョンのメンバー表を何度見てもコンピュータウイルス・迷惑メール・掲示板荒らし対策担当特命大臣が見当たらない。こんなんで住基ネットを安全に運用できるのだろうか。不安だっぴぃ。

→1058

2003.9.24(水・秋分の日++)

 ここ数日自分のパソコンがウイルスに感染しているのではと疑わざるをえない状況が続いた。なによりもインターネットにつないでウェブページを見たりメールを受信したりするふだんの行為が困難になるほど動作が重苦しかった。その途中でネットラピュタの一部のメールサーバが実際に不安定になっていたりした(おそらくSwenのせい)のでなにが本当の原因か特定できなかった。
 今日午前三時近くまでねばってようやくわかったのは、問題の根本がルータのAuto DNSの設定項目──LAN側DNSサーバにルータのアドレスを新たに入れていたということだ。もともと未記入で問題なく使えていたものをよくわからないままいじってしまったのがよくなかった。ISDNルータのDNSサーバ機能はあくまでも簡単なものだし、この設定にふさわしい各ソフトの構成もわからないのでさわるべきではなかった。ネットワークコンピューティングはほんとうにややこしい。高度1ピコ脳には歯が立たん。
 と書いたものの9月16日に行ったこの設定変更がなければ当時まともにインターネットを利用できなかった。ネットラピュタの上位回線構成変更、その後の回線トラブルと復旧、その際の微妙な設定変更があったりして、そこにSwen騒ぎが撹乱要素として入りこんだということなのだろうか(ちがうような気がする)。

 SmallBASICをダウンロードしてサウンド機能を確認したらMIDIを使えないとわかってがっかり。
 それはそうとどうしてWindowsにはマッキントークにあたるものがないんだろう。わたしが知らないだけなんだろうか。SAY "..."と書くだけで任意のせりふをパソコンに読み上げさせることできないのかしらん。Windowsを使い始めてもう6年くらい経つけどそういうものを見かけたことはないのだが。もちろんサードパーティー製のものはあるし使ったこともあるけど、OS自体に内蔵されていないとプログラムコードだけ見せておけばいいというわけにはいかなくなる。
 自画自賛になるけどわたしの作った音楽版Hello World!ってかっこいいよなぁ(笑)。たった数行のコードでああいうアートが作れるんだからさすがMacだ。あれをWindowsで再現したいんだけど無理なのだろうか。もちろん音声ファイルを用意してMIDIデータと一緒に再生すれば可能だけど、簡単なコードがRUNされるたびにQuickTimeとスピーチマネージャが働いてある空間を造形するおもしろさにはかなわない。パラメータをあるルールにしたがって変化させるのも楽しい。
 書いているうちにアイデアが浮かんできた。この線でいこう。それをあの線と結びつけていかがわしいスピリチュアルソフトにしよう(^-^;

 9月11日に書いた文にある「GoT」はGovernor of Tokyoのことだが、Tokyoのかわりにa districtにしておけば短縮形がGODになり、揶揄の効果が高まっただろう。ちょっと後悔。

2003.9.25(木)

 さすが東大だ。愉快爽快、快哉を叫ぶしかない!
 来年の3月に学内の共用パソコン約1400台のうち1150台をMacに入れ替えるらしい(朝刊経済面)。システムサーバも大半がアップル製になるという。きっとこの日記がものをいったのだろう(激妄)。
 まあ、「アレ」の妄言はおいといて(put it on other grounds)話を続けると、つまりは東大がジャガー・パンサー大学(ジャガパン大……なんかかわいい)に改名するという話なんだろう。トーキョーという地名にはテロ容認都市との世界的規模の悪評がこびりついてしまっただけに、学府としてのエートスをここで発揮せねば、ということだろう。さすが東大だ。

 ずいぶん前に買った((FDD10枚入りパック)*10)の入った紙箱の埃を拭いて中を見てみたら記憶と違って未開封分はひとつしかなかった。

 最近村田始の父方の先祖がナディアとジャンなのではないかと勝手に想像している。
 今日は深遠なる秘密をほのめかすせりふが多くて胸苦しくなった。シングウの正体はいったいなんなのか、霊界と現界を結ぶものといえるのかどうか早く見極めさせてほしい。ひょっとしてカバラ誕生数11の人間の集合無意識じゃないのか!?(笑) 村田始もカバラ誕生数11(?)で那由多と手をつないだ状態が22状態になるということなのか?
 放送室のマルチチャンネルディスプレーにTVKを探したけどあるのかないのかもわからなかった。少なくともサイコロの形をした司会者はいなかった。

 昨日か一昨日に確認したこと──あそうぎの一万倍が那由多で、無量は那由多の一億倍だが、那由多と無量の中間に不可思議がある。

 たしかベストプレープロ野球というゲームソフトのテレビコマーシャルを初めて見て笑ってしまった。だからバントにしておけばよかったんだ(泣き顔)のおじさんに同情する。

 Sent an e-mail to KS office.

2003.9.26(金)

 没想到石原也是有生殺与奪権的判定人。愕愕震震。
 「……ケイホウデス。アブナイ、ハナレロ」(ウェンヌル)。

 Reply from KS office.
→717

2003.9.27(土)

 今週のムリョウを見て以来、サナドン=チセイタイヘイキ、の「チセイタイ」ってなんなのだろうとホワホワしていたのだけれど、今日液晶プラズマテレビのテレビコマーシャルを見てようやくわかった。おそらく「知性体」なんでしょう。この間、違うだろうなと思いつつも「地棲体」という言葉しか浮かんでこなかった。サナドンが地球の地殻に侵入・潜伏するのを想像してしまった(富士山麓の陥没と噴気はサナドンのせいなのか!?)。

贋作アニメ「不可思議の宇宙(そら)の那由多」

HSW-200302A finished.

2003.9.28(日)

 Windows Media Player 7にはRolandのソフトシンセサイザーが含まれていることを初めて知った(AnvilStudioのヘルプから)。MIDIファイルを他のMIDIプレーヤーで再生したときに比べて音に高級感を感じたのはそのためだったのか。
 AnvilStudioはMulti-Viewというアクセサリーを買わないとトラックを複数同時表示できないこともわかった。国産のフリーウェアをあたってみよう。

 天網市があるのなら恢恢市もあるのだろうか。

 ネットラピュタの回線に変更があったわけがわかった。運営会社変更の通知がダンゴムシメールで届いていた。

2003.9.29(月)

 那由多の刻=そば焼酎 観無量=米焼酎

2003.9.30(火)

 「無関係な死」読み終える。感傷的な物語の断片がない 1)短編 2)コントのような状況のための状況、つくりもの感の強調。広がっていく白い床と読者の緊迫の急速な退潮のシンクロ、及川光博の自己フォローにも似た作者の「顔出し」。
 Finale NotePadはMIDIの読み書きができないらしい。

 HSW-200302A has not been finished. The skipped part found.

2003.9.30(火)

 昨日のことか一昨日のことかもうわからなくなってしまったが、歴史辞典で「カルヴァン主義」の項目を読み終え、「予定説」に移ろうとした瞬間に弱い揺れを感じた。思い返すと地震なのか列車の通過なのかわからない。

 「方舟さくら丸」(新潮社版単行本)読み始める。スター・トレックのクリンゴン語辞典と同じノリのエピチャム語辞典はないのだろうか。NOVAで教えていないのはたしかだろうけど。

 この一週間「ゆがんだ進化」とはなんなのか漠然と考えた。日本の近代も来なくてよかったペリー提督のせいでおかしくなってしまったのだろうか。いっさいがっさいペリー提督のせいなのだろうか。

2003.10.1(水)

 HSW-200302A finished(I guess so).

2003.10.2(木)

 ムリョウを見ている子供たちは楽しめているのだろうか(笑)。「実体化」とか難しい言葉が出てくるし(「蒸着」なんかよりはるかに抽象的だ)、「あるはずのない力によってゆがんだ進化を遂げた星」だって政治的に読み解いて駐留米軍・自衛隊と日本のことだと言い張る輩が出てくるにきまっている。
 アニメを普段見ないので(連続アニメを毎週見たのはおそらくムテキングやおじゃまんが山田君以来じゃないか)、その水準について比較評価はできないけれどこのドラマを見て感じる居心地の悪さは一級の文学作品に通ずるものがある。テーマそのものを書きこんでいるというよりも鑑賞者にそれを自ら掘り起こさせるようになっている気がする。
 しかし、ジルトーシュやシングウがじつはペリー提督だったという話じゃなくて少しほっとした。そのかわりジルトーシュがウルトラセブンとセブンに倒されそうな怪星人を合わせたようなへんなやつで、瀬津名がかぐや姫だったわけだが。
 謎がすべて解けたわけでもない。那由多はどうなるんだろう。そしてどうやって村田始が宇宙に行くのだろう。じつは村田始がブルー・ウォーターだったりするのだろうか。ジルトーシュとムゲンとの間で戦いがありそうなのだが……そうなったら地球はもうおしまいだ。ジャガーや珍しい昆虫の絶滅が危惧されるうんぬんの話じゃなくなってしまう(近所のダンゴムシもだめだっぴぃ)。
 ジルトーシュよ、ムゲンにかまっているひまがあるならさっさとWindowsに「神のパッチ」でもあててくれないか。それともWindowsとの格闘こそ人類にとって最善の進化を保証するものなのか!?

「モンドウムリョウ。アブナイ。ハナレロ」

 次々と出現するコンピュータウイルスにはすぐに名前がつけられるのに、それに対抗する駆除プログラム・修正パッチにはどうして名前がつかんのだ? 「……現在猛威を振るっている知性体ウイルス<ニムドン>に対し、マイクロソフト社は新しい駆除ナビゲータ<那由多>を搭載したシングウを使ってこの問題に対処する、と発表しました」という感じにならんかのう。

PB mail from the office of the festival.

2003.10.3(金)

 MステSPでaiko「アンドロメダ」を再び聴く。少し感傷的になった。

2003.10.4(土)

 某所にてあるハイパーリンクを目にし、ジルトーシュになった気分を味わった。宇宙の果てに目の焦点を合わすように、記憶がとうに亡きカテドラルまで遡った。病める羊飼いのうわ言はいまだ止まず、といったところか。泳げよ泳げシー・モンキー。

2003.10.7(火)

 ジルトーシュと村田始を合成したようになっていた髪を短くした、が急な冷え込みでおかしくなった体調は改善しなかった。おそらく脳梗塞気味なのだろう。

 青山学院がメソジストだと今ごろ知った。興味深い偶然である。

2003.10.8(水)

 KORO氏の偉大なサイト経由で、初めてSpybotSDのサイトを訪れた。Ad-Awareをすでに導入しているのでダウンロードはひかえた。
 その後抗ウイルスソフトではトロイの木馬を完全には検知できないと知り、人類が瀕しているこの状況そのものにだんだん怒りを覚えてきた(笑)。ウイルスだけでかなりおっかなびっくりになっているのに、ノートン先生をはじめとする名医たちもトロイ対策は万全ではないらしい、とあっては平常心を保てない。神経症になってしまう人もいるのではないだろうか。
 だいたいコンピュータウイルスにしたってブラスターはテレビでもやってたみたいだけど、Swen情報は見かけなかった。そろそろ天気予報みたいに毎日一度は目にする番組にした方がいいのではなかろうか。

 そんなこんなで、推奨すべきトロイ対策ソフト6本を比較したAnti-trojan Software Reviewsを初めて覗いた。

 久々にトレンドマイクロのオンラインウイルススキャンサービスを利用。

 先日に続いて佐藤聖子の掲示板にまた変な書き込みがあった(22:09)。犯人は連中なのだろうか、それともただの便乗犯だろうか。もし前者なら理解不可能だ。一般人ですらGoogleでちょっと検索すれば決定的な証拠がいくらでも見つかるというのに(例:<apblpc$qmi$1@news531.nifty.com>)。

2003.10.11(土)

 M2C(mail --> a criminal).

 おそらく深刻なウルトライダー(余談だがペニシリンはビジュアル系の鑑。「ウルトライダー」はビジュアル系バンド=カルトのようなものという自己相対化では?)症候群に陥っているやつのせいで、ムリョウの感想をじっくり書けない。まだいろんな人の意見を眺めて事実関係を補完している段階にある。漫画閲読は必須らしい(笑)。
 しかしまあ、イマドキの子供たちはよくこんな難しいアニメを見ているものだ。わたしが子供の時はこんな複雑な物語はなかったはずだ。プロデューサーの言葉はうそじゃなかった。ほんとうに一生噛みごたえが続きうるドラマだとたしかに思う。気になったところもあるけれど。日本以外の国の動きが描かれていなかった。地球には日本しかないのかと思う部分がある。国連は、世界情勢はどうなっている未来なのだろう。

 ジルトーシュの存在:善悪を超えるものの象徴。その他の宇宙人ともども地球へのとけこみ方はいわゆる実相寺演出へのオマージュ?(「ジュワッ」はその発露?)、ジルは中立的なメトロン星人? メフィラス星人?
(いやメフィラス星人はあのやろうだ、なにしろ「さとる君……」だから。ファイナルアンサー:「くたくたジャガーを一億頭くれたら地球をあげるよ」(^_^;

 地球に眠るムゲンの力を考えるとムリョウは、地球固有の生命力が外来のエネルギーに触れてできた変成岩のようなもの、つまり判定者ですら正体を見破れない新しい結晶質の生命体であるような気もするんだけど、佐藤監督はムリョウはムゲンとは無縁だと言っているらしい。うーむ。
 ただこのドラマの優れているところはムリョウの正体を物語の焦点にしていないところだ。ムリョウが大きな謎のままでもなんの問題もない。あくまでも大テーマは天網の民ではない村田始が、これまでの歴史の中で神性、霊性と呼ばれていた宇宙に満ちるエネルギーの「流れ」を感じられることを判定者に示したことで、地球人が宇宙にもっと目を向けていく意思表示、少なくともその可能性の証明が果たされたというところだろう。無粋ながらこの物語を日本の問題に矮小化すると日本人がもっと世界に目を向けて、日本人にしかできない貢献をしていこうじゃないかというメッセージが掘り起こされるだろうし、これは製作者の想いを照らし合わせると確かなことのように思えるのだが……国を挙げてアニメの輸出に力を入れている昨今、それによる文化的な貢献、単純な善悪二分論ではない価値観、非西洋文明の成果としての日本アニメの存在意義のアピール、アニメ作家の意思表示にもなっている作品ではないだろうか。

 まあそれはそうとひとまず難しい話はおいとくならば、始の傍らにふっと生還してきた那由多が初めて見せた表情、そのホワホワ感が♪いいね、いいね、いいねー(引用元:アルペジオ館館長)

 ふだんアルコールを飲まないけど、今年の大晦日は紅白歌合戦を見ながら那由多の刻でもくいっと呑むか、くいっと(笑)。

2003.10.13(月)

 ZDNNで英国警察がウイルス=テロヘルパー説の検証に乗り出したことを知った。

 2070年にはこんな騒ぎが起こらなくなっているのだろうか。いつになったら「最後の試練だ」と言えるんだ(“「QHosts」であわをくう”)。
 20:38 Windowsのアップデート終了。IE6SP1だけでなくWMPにもパッチを当てた。

2003.10.14(火)

 最大公約数を求めるような低レベルな、それでも1ピコ脳にはけっこうこたえるプログラム作成ならJavaScriptでいいじゃないかと数日前から反省していた。きょう気分転換のつもりで挑戦したが、JavaScriptの基本的な(制御)構文を理解していない上に、BASICの構文をそのまま再現しようとする惰性力がはたらいたせいか思いのほか手間取り、とてもストレスがたまった(目が三日月状態<いしいひさいち作品)。continueという命令を取り入れ、条件を「割り切れたら」→「割り切れなかったら」にしたらコードがすっきりしたし、ちゃんと動くようになった。

<SCRIPT LANGUAGE="JavaScript"><!--
var a=0, b=0;
var high=0, low=0;
var divisor=0, kotae=0;

function GCD(a,b,form){
if (a-b>=0) { high=a; low=b; }
else {high=b; low=a};
for (divisor=1; divisor <= low; divisor++){
if (low % divisor !=0) {
continue
}else{
if (high % divisor !=0) {
continue
}else{
kotae=divisor}
}
};
form.kekka.value=kotae;
};
// --> このページはJavaScriptで記述されています。
</SCRIPT></HEAD>
<BODY>
<FORM>数a<INPUT TYPE="text" NAME="a" SIZE=16> 数b<INPUT TYPE="text" NAME="b" SIZE=16>
<INPUT TYPE="button" VALUE="計算" ONCLICK="GCD(form.a.value,form.b.value,this.form)">
最大公約数=<INPUT TYPE="text" NAME="kekka" SIZE=20></FORM>
数a 数b
最大公約数=

#サナドンは何言語でプログラムされているのだろう。漫画を読んだらわかるのだろうか。

2003.10.15(水)

 The festival is only half a month off.
 Got a fact that the first sentence of 'The Fellowship Of The Ring' has 'celebrating', and it takes 'birthday' as the object.

2003.10.16(木)

 昨晩おそらくユークリッドのアルゴリズム(互除法)を利用しているはずのGCD計算フォームを他のサイトで試してみた。やはり速い。ステップ数が数千、数万……分の一になるから一瞬で答が出る。地球にもやさしいはずだ。
 しかし自作の素朴すぎる、小さい方の数だけループを余儀なくするばかげたプログラムにも利点がある。それはちょっと大きめの数を入れただけで「IEがうんうん唸っているから許してあげたら?」という趣旨のメッセージが画面に現れる点だ。個人的には初見のダイアログだった。しかもCPUが熱くなるのかファンの音が大きくなった。誇張して言うとシングウのうめきのようになる。やりすぎるとムゲンになったりして(笑)。

 ムリョウ=(神の子|人格化された地球)=(三位一体(段階)説/<裁く神(ジル)>|日本的な<共生する神>観)
 ムリョウの正体の謎<多種多様な宗教の平和的共存

2003.10.17(金)

 朝刊にWindowsの緊急指令発令に関する記事。13日に行ったアップデートとは別物なのだろうか。この前のは4日付の発令だったみたいだが。

 明日から日本シリーズだがほんとうは見ているひまはない。しかし見ないわけにもいかない。星野監督の勇退がシリーズ前に報じられたために、前から気になっていた「極性反転」が起こる可能性が高まったからだ。「極性反転」というのはタイガースの優勝にかなり貢献したファンの声援が選手に望ましくない重圧を与えてしまう現象をいう。ふつうにやればタイガースの方が強いと思うが、シリーズ未経験のベテラン選手ばかりなのが不安点だ。ホークスも先発投手は若手主体なので同じ懸念があるけれど、中継ぎ以降と打者の経験値は上回っている。特に打線は3年前の、小久保とその代役の松中一人に重圧がかかる構造を脱していて、T打線をより太くしたような迫力を漲らせている。先発投手がある程度点を取られても落ち着いた攻撃を期待できるのではないだろうか。こうした事情と予想を前提とすると、シリーズがおもしろくなるかどうかはタイガースしだいだろう。圧倒的な快進撃を続けた時期はすでに過去のものといった雰囲気のまま初戦を落とすと、1999年のドラゴンズみたいなさびしい負け方になる可能性が高い。だからシリーズ全体への期待も込めて初戦はタイガースがとると予想した。

 このシリーズから飛び出す珍言・名言の予想。
 (一方が初戦から3連勝)「(横浜|オリックス)より弱いですね」

2003.10.18(土)

 H 5x-4 T
 ズレータのサヨナラヒットは矢野の配球ミスに思える。こういう結果になると1回表赤星に送りバントをさせなかったのが残念(打たせてセンターフライ、一塁今岡を進塁させられず)。赤星なら結果的セーフティーバントになることも多い。ここで動かなかったことが悔やまれる展開にならなければいいが、という心配が現実のものになってしまった。試合そのものはすばらしかった。画面から伝わってくる雰囲気にまろやかなこくがあった。ひとつひとつのプレーに軽い華々しさではなく、ボール球を強引にレフトスタンドに運んだ城島のホームランに代表される、しっかりした影をともなった立体的で重厚な躍動感を感じた。一言でいうとメジャー感があった。今日みたいな緊迫感が続いてほしい。そのためには1勝1敗にしてから甲子園に戻る必要がある。明日負けると「極性反転」がさらに起こりやすくなってしまうし,起こってもおもしろくない。
<メモ>(スイング判定の不公平)明らかに振っていた檜山(2-3から四球)、明らかに振っていない柴原のスイング(3回裏)の判定があべこべだった。

 自民党の総選挙用テレビコマーシャルを初めて見かけた。小泉総理は「靖国神社への参拝はやめます。これからは天網神社にします」とは言ってなかった。残念でならない。この失策で数百万票をふいにしたことだろう。

#井川を見ると今田耕司、ジルトーシュを見ると役所広司

2003.10.19(日)

 AVGの「コントロールセンター」「レジデント・シールド」内の設定項目「Use heuristics」の存在を今ごろになって知り、初めてチェックを入れた(ヘルプファイル中のキャプチャー画像、文章双方に見当たらないのでいつかのアップデートで追加されたのだと思う)。(17:12)
 UPDATEフォルダ内の不要なアップデート用ファイルの削除も。

 H 13-0 T (またズレータに打たれた。矢野捕手は外角球の処理能力が高くないという情報を現場で修正できていないようだ。)たったの二戦で十中八九(ten to one)ホークスが勝つといわざるをえない状況になったのが残念だ。残る楽しみは甲子園に棲む魔物が敵と味方のどちらをくらうのか、その見極めだけだ。

 防火壁運用のための知識を仕入れようと初心者向けサイトを気が向いたときに眺め始めたものの、窺い知れる煩雑さよりもこういう状況そのものが腹立たしく、むなしく思えるといういつものパターンにきまってなるのであった。現在個人ユーザが自分の責任において行っている安全策は本来プロバイダがやるべきものだと思う。現実問題として、OSが最大の穴になっている現在の利用環境で万全な状態を常に保つことは不可能だ。インターネット利用は自動車の運転にたとえられることが珍しくないが、自動車の場合異常な運転が行われていたらただの通行人にさえ一目瞭然だ。ところがネットワークの場合そうはいかない。信号が青に見えても実は赤だったり、偽ものの警察官が偽ものの警察手帳、捜査令状をもって検問や罰金徴収をしてくる異常な世界だ。ほとんどの人は本物の警察手帳、捜査令状を見たことがないから真偽の区別はあってないようなものだ。だまされるほうが悪いといえるだろうか。
 インターネットはまだ一般利用者の前に骨組みがさらされている状態だ。ここらである程度トップダウンの方向でがっちり安全対策の枠組みを作る必要がある。そうじゃないとほんとうの意味での社会基盤になりえない。

\windows\hosts.samの内容を初めて見た。

2003.10.20(月)

 就寝直前に緑茶を飲んだせいか明け方に変な夢を見た。それぞれのエピソードが交互に進行するオムニバス形式になっていたように思える。その中で虚人ならぬ愚人どもと格闘するところがあって非常に不愉快だった。

 シマンテック・セキュリティ・チェックを利用。「ネットワーク脆弱性スキャン」「NetBIOS 有効性スキャン」「アクティブなトロイの木馬スキャン」すべて「安全」だった。
 AVGの本体とウイルスデータベースを更新。

 Did the work for a document written by myself.

 おそらく生まれて初めてnetstatコマンドを利用した。

2003.10.21(火)

 何年も前から使うたびにどうにかならんのかといらいらしていた(画面の輝度をかなり上げないと見にくい)MS-DOSプロンプトの背景色をようやく変更した。以前は背景色と文字色を変更するという発想自体がなかった。MS-DOSはこういうものなのだと思いこんでいた。だからレジストリをいじってもっと太くて見やすいフォントにする方法を確認したところで止まっていた。今日検索の結果、autoexec.batに「set prompt=$E[30;1;47m$P$G」のように書くことで好きな色の組み合わせを標準化する方法を知った(実際はプロンプト起動後「cls」を実行する必要がある)。Win 2000以降はプロンプトに色変更機能がついているのでこんなことはしなくていいらしい。上の文字色30(白)、背景色47(青)にするとMSXみたいでかっこいい。

 Windows Updateのサイトに行きスキャンをしたけど重要な更新はなかった。朝日新聞が情報を誌面に反映させるのが遅すぎただけのことだった。

2003.10.22(水)

 朝日新聞朝刊のジャン・ボードリヤール氏へのインタビュー記事は共通版、脳内版ともに示唆に富んでいた。

 EU統合も経済的なもので、政治的な統合の実現性は薄い
 言論の世界までが、政治的に敵か味方かという色分けで判断する傾向に侵されている
(共通版)

 宇宙の混乱は、一宇宙人の立場を超えて強大化したムゲンパワー自身が生みだしたものだ……ムゲン(・サナドン・ニムドンや王蟲)を悪として一掃し、根絶やしにすることが出来るというのは幻想にすぎない
 銀河連邦への拙速な加盟は地球が抱えるさまざまな葛藤や対立を排除してしまう
(脳内版 ボードリヤール・アニーメ氏)

 敵か味方か、しかない世界というのは、あれだ、昔Brad Douglas氏が言っていたティーンエイジ・シンドロームが大人まで呑みこみつつあるということだろう。それから、「ロゴスの小殿堂としての政党」(堀内)主体の政治がイメージ=テレビに支配された判断行為にどう対抗していくのか、という問題については言論による愛情たっぷりのしごき(笑)しか答がないみたいだった。思いっきり短絡させるとやはりムリョウは♪いいね、いいね、いいねーという話になる。ムリョウは不可解なものとのつきあい方を子供たちに教えてくれそうだからである。知りえないこととの共存が、成長とともに自分の中でどう変化していくのか、それを観察することが自我を見つめることになる。イメージの送り手の思惑通りに反応する機械と化すことを予防してくれるかもしれないのだ。ただし、その前提として最も大事なのは発達段階にある子供が安易にアルゴリズム(問題解決手順)辞典を引くのをある程度禁止することだと思う。ある行為が可能であるという事実と、それをする・しないという価値判断の間にしっかりしたエゴが求められるからだ。そうでないと「<ガイジンの反論><日本人のコピペ>」という無意味な二極論の再生産になる。自我消失の責任を、民族や国籍といった、思考する主体の持つ全世界性の前には本質性を主張できない属性に転嫁しようとする人間の増殖をもたらしてしまう。しまいには現在知識膨大知性失調状態の<某院卒えせエリート scope="whole_site">によって撒き散らされている害毒が無限に透明化してゆく事態を迎えるであろう。

T(ムーア) 2x-1 H(和田)

M2C

2003.10.22(水)

 Studied roughly the difference between High and Low of the Anglican Church.

2003.10.25(土)

 (Windowsとは関係ないが)昨日から頭頂部左斜面が痛い。おそらく理由は次のうちどちらかだろう。1皮下出血 2立毛筋の捻挫

 チッタデッラ前の舗道は底が固い靴をはいていると埋め込まれているレンガのでっぱりが足の裏をごりごり刺激してきて痛い。
 川アのさくらやに初めて行ってきた。Mac売り場が充実していたので少し驚いた。

2003.10.26(日)

H 5-1 T やはりわたしがテレビの前から指示を送ると結果が違ってくる(笑)。第4戦は試合開始からしばらくラジオを聞くことしかできず、第5戦も傍観者の態度を貫いた結果、三年前の悪夢がよみがえってくるはめになってしまったのを反省して、今日はだいじな場面に限り、城島にアドバイスをした。城島は、さすが全日本、の一流捕手なので、ほとんどわたしの指示通りの配球を見せただけでなく、わたしの上をいく部分も多かった(例:9回対金本初球のゆるいカーブと空振り三振にしたインハイのスライダー)。
 それにしてもこれほど地の利がはっきり出ているシリーズは今までなかったんじゃないかと思う。サッカーよりも歴然としていておもしろい。
 明日はどっちが勝つのか。まったく読めない。ほんとうにシリーズらしいシリーズになった。野村スワローズと森ライオンズの死闘を彷彿させる。ただ敗因はうっすら浮かんでくる。ダイエーは今日岡本をあえて使った点、阪神は今日最終目標よりも伊良部への義理を優先したことの後悔、ではないか。精神面でタイガースが心配だ。伊良部が3点取られたくらいであんなにベンチが沈み込むのはおかしい。日本シリーズはおまけのお祭り騒ぎじゃないか、3点くらいどうってことないぜ、わっはっはっはっ、くらいの脳天気さがほしいものだ(星野監督が山タイプの人なので畢竟こうなってしまうのだが。ちなみに王監督は「歩き回るスフィンクス」か)。タイガースのベンチにシモヤマノゾミくんはいないのだろうか。

 テレビ中継に再び挿入されていた焼酎「二階堂」のCMは、真守百恵に先立たれた阿僧祇か……と思わせる。安直な懐古趣味の横溢に辟易させられることしきりの新世紀初頭の日本だが、あのコマーシャルはよい。気持ちが少しうるむ。


2003年10月下旬のまとめ

 Word 98は使いにくい。(今は使える環境にないけど)ロータスワードプロ96の方が使いやすい(Wordでは大げさなことになる素朴な文字アートが簡単に実現できる)。メニュー構成が非合理的。操作体系がオブジェクト指向になっていない。操作対象をどうこうしたいではなく、〜をするには、このソフトではこうやります、ということを事前に知っていないとできない。やった結果も予想外で納得のいかないことがある。インタフェースデザインがなっていない。ワードプロ96なんて骨組みは16ビットアプリ、だが使用感はずっとまし。ソフト開発者の都合を通すために一般的でない概念のもとに操作を体系化している部分がある(「セクションの区切り」)。わざと使いにくくしてパソコン教室産業の振興を図っているのかもしれない。「修行が足りない」ことがないように最大の配慮をしているのかもしれない。

 やはりWord 98では文字の回転はできないようだ。検索したらこのことに不満を覚えている人がいた。ワードプロなら96(16ビットアプリ)でも簡単にできるのに。


2003.11.3(月)

 不在者投票をすませた。

2003.11.5(水)

 プロバイダのウイルス・ゲートウェイ・サービス(メール対象)の検知報告が昨夜から相次いだ(19時台から7通)。「Worm.Gibe.F」だけのものと、これに「IFrame.Exploit.Gen」が合わさったものがある。前者は10月の売れっ子ウイルスナンバーワンに輝いたらしい(後にSwenの別名だと知る)。

 Win 98ユーザになってからやっていなかったMSDOS.SYSへのLogo=0の追加を行った。95と同じようにちゃんとはたらいたけれど、特にメリットは感じなかった。ただ起動時間がわずかばかりでも短縮されるのはまちがいないだろう。

2003.11.7(金)

 『キリスト教思潮』(斎藤勇著 研究社 昭和34年3版)を入手し、読み始めた。この本はキリスト教の英文学作品への広大にして深遠なる影響を概観する入門書となっている。
 新潮社の『安部公房全作品』のほとんど全巻を入手。「さくら丸」を読み終えたらまた発表年代順に読んでいこうと思う。
 39頁で止まったままになっていた「NIGHT WORK」をちょっとだけ読み進めた。吸引力充分の作品なので漸進を心がけよう(ちょっとした空き時間がないのが困る)。

 日付が変わった深夜、amazon.co.jpでギッシング「ヘンリ・ライクロフトの私記」(岩波文庫)のカテゴリを目にし、愕然。フィクションであってもエッセーの形式を借りていればそこに分類するという方針は一般的でない。これは安部公房の本を「作家名ヤ」の場所に収めてしまうブックオフに通じる誤りなのだろうか。原文書は「Literature & Fiction」に入っている。

2003.11.8(土)

 (株)オレンジソフトのフリーウェア「Wintama Ver.1.00beta4」を下戴。さっそく使ってみたが突然強制終了になることが多い。インタフェースデザインは良質だと思う。

2003.11.10(月)

 The LDP got off with a hung jury.

2003.11.12(水)

 ネットラピュタの回線増強工事が午前0時から正午までの予定で行われた。
 MPEG-1/2デコーダーをアップグレードした(2.0→2.1)。

 Windowsとオフィスの欠陥が複数見つかったので、Windows Updateを実行したものの、修正点が検出されない。どういうことなんだ!!! 久しぶりにいらいらさせられるよ!! ○○〇!
 Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新 (824145) (MS03-048)の説明を見ると、Second EditionではないWindows98は「影響を受けるソフトウェア」に入っていない、わかる?(笑)。だけどよく寄せられる質問 : マイクロソフトセキュリティ情報(MS03-048)を見ると、

この脆弱性による危険にさらされる主なコンピュータは何ですか?

Internet Explorer がインストールされているすべてのコンピュータがこれらの脆弱性による危険にさらされます。これらのすべてのコンピュータに直ちにこの累積的な修正プログラムをインストールして下さい。

と書いてあるから、1ピコ脳がいきおいスノウクラッシュしてしまいます。hee hee.
 ZDNetエンタープライズにも「Windows Server 2003を除いた全WindowsのIE 5.01/5.5/6に影響する」と書かれている。

 しかたなくOfficeの方に取りかかる。現在使用中のWordのバージョンは「98 SR-2」。Word 98 セキュリティ アップデート: KB830357の前にMicrosoft Office 97 Service Release 2 ソフトウェア修正プログラム を入れろとのこと。
 なんだこのファイルサイズは!! 30748KB!!! 2時間もかかるぞ!!!

「Microsoft Word 98 Service Release 2 (SR-2) がインストールされていない場合でも Word 98 セキュリティ アップデート (KB830357) はインストールされますが、このアップデートは Microsoft Word 98 SR-2 のみをサポートします。」ということなのでひとまずWordだけまともにすることにした。

 Windows 98はセキュリティーサポートも来年1月16日までになっている。それ以降はオープンソース化が必要なんじゃないか。

 これは、紫外線が地表へ直接降り注ぐ状態のインターネット環境にとって大気圏となってくれそうな技術だ。同時に、無差別盗聴を可能にするものだとも考えられるのでよけいに注視すべきだろう。

 IEをまともにするつもりが、スクロールバーがおかしくなって泣いている人が多いみたいだ(笑)。急いてはことを……ということなんだろう。さすが『Windows』、教訓の塊になっている。

2003.11.13(木)

 中国語を読み書きする最低限の環境があるのにサイト巡りをほとんどしていなかった。今日初めて中国語の下戴基地を探し出して行ってみた。

2003.11.15(土)

 Windows Updateに再挑戦した。重要な更新は依然として(0)のままだった。ただ、前回とは違って、その下のこまごまとしたオプション品(〜語サポートなど)は以前と同じ状態(35)に戻っていた。

 18:51頃、「脆弱」の「脆」が、「月」偏に「危」であることを認識し、マイクロソフトが週ごとだった危険情報の棚卸を月ごとに変更した事実との見事な一致にばか受け・ばか笑いしてしまった。

2003.11.16(日)

 寝ているうちに暖かい空気が南からやって来たせいか、けっこうまとまった長さに感じる佐藤聖子ものの夢を明け方に見た(^-^) 野外ステージで久々に行われる佐藤聖子のコンサートを今か今かと待ちわびるというお話だった(笑)。待っているときの感覚は、佐藤聖子の歌を長い時間を経て目撃できるという事実をわりと冷静に受け止めているような、余裕と焦燥を長い針ですっと仮止めしたような感じだ。しかし、そわそわしているのも否めない。野外ステージといっても東京地方ではなく山間の観光地にあるように思え、澄み渡った空気の心地よい冷たさを感じていたせいもあるだろう。衣装など覚えていない。歌も愛メロだと思うが違う気もする。はっきり覚えているのはその歌声と節回しのシャリシャリした感じだ。キュキュキュッとした声だった(笑)。

 鈴木慶一の顔が三回くらいアップになるテレビコマーシャルを初めて見た。山谷初男を連想してしまった。

2003.11.17(月)

 午後3時10分頃久しぶりにFMをつけた。聞こえてきたのはその後の調査によるとアネモネ「浸透」だった。この曲がけっこうよかったのでスティービー・ワンダーのおーばーじょいでせっかくほぐれたきぶんがはじめちとせのわだつみのきでまたどんよりしてしまうまできいていた。

 ほんとうに会社ぐるみなのかまだ判然としていないものの、例の盗聴事件は他人事でない。有名企業の批判記事を書いているジャーナリストでもないのに盗聴予告を受けているのだから。GGBB

2003.11.19(水)

 Word 98 depressed me. When add a ruby to part of a line in vertical writing mode, each of spaces between the line and the two neighbors just next to it changes undesirably: widen on the right and narrow on the left. No agate! It's a sage's manner.

 Wordに失望し(某掲示板を見る限り、98より後のバージョンについても不満百出である)、急遽LaTeX(ラテフ)の導入を模索し始めた。今すぐ実用できるところまで習得する必要はないものの、大げさなことになってきたもんだ。

2003.11.20(木)

 いいかげんここらで導入しなきゃと思い、Spybot-S&DのWWWサイトへ行く。ホームページのトップに「here4search.comとは関係ないんだよ! ○○〇!」という見出し(11月3日付)あり。一通り読んでみると、here4search.comという業者が自社ソフトの削除に関して、誤解を招くかたちでSpybotに言及したために、問い合わせメールが殺到し、口汚い英語表現の学習機会に恵まれた、というお話だった。

 Spybotを導入後、最初の検査をしたところ、Windowsのセキュリティホールを除けば、Ad-awareが毎回検出するおなじみのものだけだった。一安心。

2003.11.21(金)

 やはりSCYTHE Ergo Diver Keybardが気になる。店頭で試し打ちする機会があればいいのだが。

2003.11.23(日)

 今に始まったことではないが、ひょうがらの持つ、野にして卑にあらず、むしろ雅な趣はいいものだなあ。こんな感慨を与えるパソコンはないものか。と、風呂掃除後のくたくたに在りてジャガーを眺めつつ心に懐(いだ)けり。

2003.11.24(月)

 大きな平机の下にぶら下がったままだった膝暖板(名称あやふや)を使用中のパソコンデスクに移設した。キーボードを置いている板の裏側にフックのねじを押しつけ、回転させながらめりめりと食い込ませていく作業を仰向けの自動車整備士のような体勢で行った。一本目の右側のフックは順調につけられたのに、左側のフックは木質が硬いところなのか、いくらねじを回しても中に入っていかなかった。指がよれよれになり、一回眼鏡のレンズの上に落下させてしまった。その後押しつける力を強くしてぐいぐいやったら、すでにクレーター状になっていたこともあり、すんなりねじ山が食い込んだ。この作業中、高血圧状態がしばらく続いたせいか、終わった後、筋肉疲労はたいしたことがないのに、精神状態が変わってしまった。大げさに言うと星間旅行から帰還してきたような気分だ。ホワホワ感はなく、とても静謐な雰囲気に包まれている。

 と思っていたら、設置したばかりのヒーターのおかげで脚がぽかぽかして気分が元に戻ってきた。特に面白いこともないことがおかしくてしかたない蛭子収能状態になってきた。(^_^;

 昨夜寝る前に下戴したRapid-Qを解凍、ヘルプを少し読む。その後、上のどたばたををはさんで、Download.comのユーザー評価を見に行き、びびりまくる。PolyEditのときみたいに、このソフトにはトロイの木馬が仕込まれているぞ!と叫ぶ者あり。Googleでこの問題についての議論を探す。上位にトロイ検出ソフトのデータベースが並び、さらに焦る。あんまりびびりたくないので、Rapid-Qに関わる木馬情報(使用するポート、手動駆除方法等)を二三見た後、愛用者の集まるYahoo!eグループに早々と赴き、安心させてくれる情報を探す。膨大な数の検索結果の中からつまみ読みしたこのログで一安心、ということにした。以前Rapid-Qで書かれた木馬のせいでこの開発環境とその製作物を無分別に警戒対象とするウイルス判定パターンが書かれている、その修正を検出ソフト製作者に求める動きも不充分である、ということのようだ。

結論:1.マイナー指向は心臓に悪い。2.利用者の心理を無視したDownload.comの放任主義はいかがなものか。

2003.11.25(Kilüdel)

 Rapid-Qの説明書類中にあった「voila!」を手元の小さな英和辞典で引くが載っていない(研究社英和大辞典にはあり。look!, there!の意[F])。かわりに「Volapük(ボラピュック)」を見つけた。

2003.11.26(Folüdel)

 ウインドウに現在時刻を表示するソフトを作った。こんな単純なものでもEXEファイルを作ったのは初めてなので感慨深い。

2003.11.27(Lulüdel)

 昨日作った時計にボタンを追加し、ストップウォッチがいちおうできあがった。デザインを整えたり、メニューを加えたりする余地はあるが、ほしかった機能そのものは完成した。

 STRF$(整形対象数値, 整形形式指定文字列, 計算対象桁数, 小数表示桁数)

2003.11.28(Mälüdel)

 経過時間(「nnnnn.nn 秒」)を表示部分(ラベルオブジェクト)内で右揃えにするために、
 elapsedTime.Alignment = 1 ' 1:taRightJustify
を追加した。

2003.11.29(Velüdel)

 「ヘルプ」メニューを追加したら、ウインドウの高さが足りなくなった。それに加えて、バージョン情報だけしか入っていないメニューがぽつんと左端にあるのもかっこわるいので、メニューの追加をやめることにした。メニューオブジェクトの表示位置を指定できるプロパティーがあれば話は違ってくるが、見当たらない。ライブラリを拡張すればいいのだろうが、今はそんな能力はない。画面の余白に?みたいな文字をラベルとして用意し、そこをクリックすると別のウインドウが出るようにしよう。

 この低レベルソフトに「那由多の刻」と命名できないのがくやしい。タイマー機能を追加して「下山くんの腹時計」ならセーフなんだろうか?

2003.11.30(Balüdel)

 IEにパッチを当てるとマウスによるスクロール動作がおかしくなる問題の解決策はまだないようだ。回避策だけが述べられている。

 Yahoo! eグループの過去ログは1メッセージ1ページになっていて、しかもそこに広告画像が貼られている。これをすばやく見ていくためにブラウザが自動的に画像を表示しないようにした。ところがこうするとコンパイル済みHTMLファイル内の画像も表示されないばかりか、右クリックメニューに「画像の表示(H)」が存在しない。同じブラウザエンジンの設定を共用しているのに、ある設定下における利用環境の統一性を確保していないことにあきれたしだいである。

2003.12.1(Telüdel)

 珍しく寝つけず、しかたなく「さくら丸」を開く。明け方朝刊で二外交官の死を知る。

2003.12.2(火)

 Afternoon basked in the sun for a short time.

2003.12.3(水)

 AVGをアップデート。VD340(12/2付)に。

2003.12.10(水)

 Spam Mail Killerをダウンロード。

2003.12.11(木)

 長時間使用後に終了しようとスタートメニューを出したら、上から三つくらいしかメニュー項目がないという異状に出くわした。

2003.12.12(金)

 ガスストーブを掃除して使えるようにした。

2003.12.13(土)

 寿岳文章著『本と英文学』中の「印刷と英文学(シェイクスピアの時代まで)」をささっと通読。

2003.12.14(日)

 目覚し時計を停めてからまた寝てしまったために、某テレビ番組を見られなかった。

12月前半のまとめ

 第1週前半に朝食を食べない日が続き、夕食も食べないことすらあったために左耳がおかしくなってしまった。発症の直接の原因はFNS歌謡祭も見ず(笑)、ストーブもつけず、パソコンでいろいろな作業に熱中したためだろう(作業内容詳細は忘却)。耳の中がしもやけになったようだ。

2003.12.16(火)

 昨夜(今日午前)、Mail.comで無料メールアカウントを取得するためにフォームに記入をすませ、登録ボタンを押したその後で、有料オプションを申し込まない限り実際にはアカウントを開けないようになっているのを知り、少し憤慨した。利用条件への同意を取りつけた後で、有料サービスのメニューをずらずら並べ、メール取得をあきらめるボタンを押させるのだから太い連中だ。無料だから、ではすまない。時間を浪費させる仕組みになっているところがill-manneredだ。

2003.12.17(水)

 サクラエディタ1.3.6.3→1.4.3.3。念のため現行ファイルはそのままにし、新フォルダ内で解凍・使用。Grepライブラリ(bregexp.dll)がフォルダ内にない状態でGrepを利用するマクロを実行したところ、検索結果表示ウインドウを正常終了できなくなった。
 深夜初めてサクラエディタ掲示板に投稿した。

2003.12.18(木)

 PPAのfor文のカウンタは、ヘルプに明記されているように、後続の文内でその数値を任意の数だけ増やすことができない。for i:=1 to 10と書いたら、必ず10回ループする。BASICと同様の利用はできない。
 PPAでマクロを書くのはしんどい。ビルトイン関数がとても少ないので作業を細分化してうまく組み立てる必要がある。脳内のカラータイマーがすぐにピコピコ鳴り出してしまう。

2003.12.21(日)

 昨夜入浴後のすっきりした気分で、チラシの裏に書いておいた段取りを見ながらPPAマクロを書いた。しかし、文法エラー(else)がどうしても出て、お手上げ状態になった。単純な構造の例文をわざわざ用意して実験してみても望み通りに動かない。PPAの公式サイトの簡単なFAQを読むと、ネストが複雑だと文法エラーが出ることがあるというおおざっぱな情報しかないので、わなわなしながら問題解決を目指すのはやめた方がいいかもしれない。

2003.12.22(月)

 Spam Mail Killerの解凍、設定。

 PPAでマクロを書くときは制御文が入れ子にならないように、短文の羅列になるように、行数が増えるように書こう>自分。

2003.12.23(火)

 空白の数を元に英文の語数を数える簡素なPPAマクロがようやくできた。elseを使う代わりにif文を並べただけであっさり解決した。ただ空白以外の記号を考慮していないため場合によって統計に誤差が生じる。一文字ずつ調べるので動作が遅い(Pos関数で改良ができるだろう)。

2003.12.26(金)

 Aptivaを起動したら、異常音発生。CPU冷却ファンが滑らかに回らない時に出る音だと思った。すぐに中を見たかったが、別のことをやったり、+ドライバーを探したりしているうちにすっかり遅くなってしまった。じっさいに見てみると意外にもファンはきれいなままだった。音楽CD『SATELLITE☆S』を入れっぱなしにしてあったせいで、通電時にファンがよろけたのだろうか。作業を終えたら夜九時を過ぎていた。

 ひとまず作った語数集計マクロは個人的目的(段落内の数十語ほどをさっと数える)は果たしてくれるものの、一般的な有用性はないというしかない。

2003.12.29(月)

 タスクバーの時計にマウスポインタを置くと出る日付には曜日が含まれていないので、自作のストップウォッチの余白に日付と曜日を表示させようかと思い、しばらくぶりにRapid-Qのヘルプを見た。しかし曜日を返す関数は見つからなかった。

 (Windowsにも政治にも関係ない話だが)Next Revolutionの兆しをこの夜に認めたというしかない。恩寵と審判の神妙さに恐れ入るばかりだ。神秘はたしかに実在するのだ。

2003.12.31(水)

 e-mail from a company.

Windows日記 2003のまとめ

 Windowsと関係ないことを書きすぎた。

 イラクへの派兵により、2070年の宇宙外交において伊藤官房長官、村田広報官が活躍できる可能性を否定せざるをえなくなった。(シングウという強大な力は、地球規模の防衛のみを目的とした利用により、人類の知性の発展可能性を証明するための機会であり、「試練」であったはずなのに、国際協調の枠組を無視した一国の一兵器へと堕してしまった。ジルトーシュのお裁きに愕愕……)

 ファイターズが札幌に移転するので、来年から「パ・リーグはマリーンズ」に復帰する。

 偶然事の奇妙な符合の連続に感嘆することが多かった。人間の自由意思を否定せずに<神意>を考慮する心理を知性と呼ぶべきかどうか。

 M2Cの返信一通も得られず。

//↑Windowsと関係ないことを書きすぎたと反省したすぐ後でまたWindowsと関係ないことを書いているところが突っ込みどころです。

Windows98を1年間使用した感想

 タスクバーにあるクイック起動ツールボタンはとても便利だ!! その調整方法も簡単でよい。

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